アクティブシニアのリアルをデータで解明|シニアの趣味・消費に関するアンケートから見る最新トレンド
2025.10.29

「旅行」「学び直し」「健康維持」など、シニア層の関心は多様化し、情報収集や購買行動もデジタルシフトが進んでいます。近年では、スマートフォンやSNSを活用しながら趣味や学びを楽しみ、人生をより充実させようとするアクティブシニアも増えています。
今回、イオレが運営するグループコミュニケーションサービス「らくらく連絡網」では、シニア会員を対象に、趣味と消費意識に関するアンケートを実施しました。シニア層の生活意識や趣味、消費行動など、アンケート結果をもとに解説します。
アクティブシニアの現在の趣味/活動頻度
現在、あなたが楽しんでいる趣味や活動は何ですか?

「自身が体を動かすスポーツ」が48.5%ともっとも多く、次いで「旅行・観光」(43.3%)「文化活動」(41.0%)となりました。心身の健康維持や体験型の余暇が上位に挙がり、余暇を通じた刺激や学びを重視する姿勢がうかがえます。
その活動・趣味をどのくらいの頻度で行っていますか?

全体の約4割が「週に3回以上」活動しており、「週1〜2回」も含めると実に8割近くが定期的に趣味や活動を行っていることになります。アクティブシニアの趣味や活動が、たまに行う特別なイベントや一時的な楽しみではなく、日常の一部として定着している傾向が見られます。
趣味がもたらす価値とは?
その活動は、あなたの生活にどのような価値や影響を与えていると感じますか?

「気分転換・ストレス解消」「健康維持・体力づくり」「仲間との交流・新たな出会い」が上位となりました。趣味や活動は単なる余暇ではなく、心身の健康維持や社会的つながりの場として機能していることがわかります。さらに「感性の刺激」「知識の向上」など、学びや成長を求める意欲も感じられます。
趣味への支出=“自分を豊かにする投資”
趣味や活動にかけている月間の平均支出額を教えてください。
(複数の趣味がある場合は合計の金額の目安)

「1〜3万円」(37.3%)が最多で、月に1万円以上かけている人は約6割に上りました。比較的安定した収入基盤を持つシニア層が、自身の充実や楽しみのために投資している様子がうかがえます。生活必需品だけでなく、人生を豊かにするための「選択的な消費」に前向きな傾向が見られます。
シニアの情報収集は「ネット検索」が主流に
趣味や活動に関する情報はどこから得ていますか?

最も多かったのは「インターネット検索」で、約7割のシニアがオンラインで情報収集していることがわかります。次いで「知人・友人との会話や口コミ」「SNS」が続き、デジタルとリアルの両方から情報を得ている様子がうかがえます。一方でテレビや新聞といった従来型メディアの影響力は低下傾向のようです。
新しいことに意欲的なシニアたち
今後、新しく始めてみたい趣味や活動はありますか?

新しく始めてみたい趣味や活動としては「旅行」が最も多く、次いで「スポーツ・運動」「資格取得・学び直し」が続きました。アクティブシニア層は、健康維持や自己成長を重視しながら、新しい体験や学びにも意欲的であることがわかります。一方で「資産運用」や「ボランティア」など、社会参加や将来を見据えた行動にも一定の関心が見られます。
年齢だけでなく「価値観」でセグメントする時代へ
今回の調査から浮かび上がるのは、「年齢」だけではなく「ライフスタイル」や「価値観」で動くシニア像です。
一律に“高齢者”として扱うのではなく、興味・関心・目的に基づいて細分化することで、より響くメッセージ設計が可能になります。
39万団体700万人が利用する「らくらく連絡網」は、会員属性データを活用することで、性別・年齢・地域に加え、所属しているサークルや団体の活動内容といったコミュニティ属性でのセグメント設定にも対応しており、アクティブシニアなどの特定層にも的確にリーチすることができます。ウェブ上の一般的な属性にとどまらない具体的でターゲティングされた広告に興味をお持ちの企業様はお気軽にご相談ください。
その他の設問を含む、本アンケートの結果をまとめたホワイトペーパーは下記よりダウンロードいただけます。




