シニアマーケティング成功の鍵は“アクティブシニア”|データから見る活動・購買意欲と効果的アプローチ
2025.08.20

「アクティブシニア」とは、外出や趣味活動、地域交流などに積極的に取り組む元気な高齢者層を指します。いわゆる「シニア=静的な生活」というイメージとは異なり、現代のアクティブシニアは、情報にも敏感で、健康意識が高く、自分の時間やお金を趣味・旅行・グルメなどに使うことを楽しんでいます。
企業のマーケティングにおいても、単に情報を受け取るだけの人よりも高いアクション率が見込めるアクティブシニア層は「動く・消費する・発信する」ターゲットとして注目されています。
データで見るアクティブシニアの意欲的な消費・活動傾向
世帯主の年齢階級別1世帯当たり支出金額(二人以上の世帯)|スポーツ施設使用料

アクティブシニアは経済面・時間に余裕があり、消費意欲が高い傾向にあるといわれています。
総務省統計局による家計調査では、60歳世代でスポーツ施設利用料支出が最も高く、若年世代を上回る傾向にあります。
世帯主の年齢階級別1世帯当たり支出金額(二人以上の世帯)|旅行

また、旅行への支出についても60歳世代が最も多く、体験型の趣味活動にも積極的にお金を使っている様子がわかります。
こうした「アクティブに動く」層ほど、健康や旅行、趣味など人生を楽しむことへの支出意欲が高い「消費するシニア層」といえます。
企業が今、マーケティング対象にすべき理由
「アクティブシニア」とは、単に元気な高齢者を指す言葉ではありません。特徴的なのは「行動する習慣」を持っている点です。
旅行・食・健康・趣味といった“日常の中に楽しみを持つ層”ほど、生活を豊かにするために積極的にお金を使います。このような背景から、単に情報を受け取るだけの人よりも、情報感度が高く、生活の質向上に積極投資するアクティブシニア層への広告展開は、マーケティング手法として注目されています。
らくらく連絡網の会員は外出・参加・交流が日常の“動けるシニア”
当社が保有する日本最大級のコミュニティサービス「らくらく連絡網」に登録しているシニア会員への調査では、以下のような活動頻度が明らかになりました。
所属団体の活動頻度
- 月1回以上活動している人:76.4%
- 週1回以上活動している人:45.3%

らくらく連絡網アンケート 2025年2月(60歳以上の回答者データ)
多くのシニア層が継続的に何らかの団体活動に参加しており、仲間と交流しながら活動する習慣を持っています。
外出の頻度
- 趣味・娯楽目的の外出「週1回以上」:66.3%
- 健康・運動目的の外出「週1回以上」:65.2%

らくらく連絡網アンケート 2025年2月(60歳以上の回答者データ)
自宅にこもるのではなく、積極的に外出するシニア層が多いことが分かります。
「らくらく連絡網」に登録するシニア会員は、まさに「アクティブシニア」の特徴を体現しています。「らくらく連絡網」はスポーツ団体や趣味サークルなどの活動で利用されているサービスであるという特性から、利用者にはシニアの中でも特に活動的な“アクティブシニア”が多いことがうかがえます。
シニア=テレビだけではもったいない。体験・シェア・行動喚起へとつながるプロモーション設計
これまでシニア向け広告といえば、テレビが中心でした。しかし、いま必要なのは「一方的に届ける情報」ではなく、「実際に触れてもらい」「誰かと話題にし」「すぐ行動できる」環境づくりです。
らくらく連絡網のネットワークは、団体を通じて情報や商品が届くことで、
- 「みんなで試す」
- 「一緒に使う」
- 「話題になる」
という流れが自然に生まれます。
結果として、個人ベースでは得られない波及力と行動意欲の喚起が期待できます。
まとめ|今、注目すべき“動けるシニア層”
シニア広告の新たな主役として注目される「アクティブシニア」。彼らは単に元気であるだけでなく、情報に前向きで消費意欲も高い層です。これからのシニアマーケティングにおいては、年齢という属性だけではなく「行動」を基軸にターゲットを設定することが重要です。
39万団体700万人が利用するらくらく連絡網は、アクティブシニアへ生活動線の中で接点を持てる広告媒体として、多くの企業様にご活用いただいています。サンプリングやオンライン広告など、ニーズにあわせて最適なマーケティング施策をご提案いたしますので、ご興味のある方・より詳細な情報をご希望の方はお気軽にお問い合わせください。
らくらく連絡網に関する詳細資料は下記よりダウンロードいただけます。