「配るだけ」で終わらない!シニア層のクチコミ・共感を生む新しいサンプリング手法とは
2025.07.11

「新商品を手に取ってほしい」「ブランドのコンセプトを知ってほしい」「認知度を上げたい」「キャンペーンに参加してほしい」などを目的として、サンプリングプロモーションは多くの企業様に活用されています。
しかし、
- 配ったはいいものの、実際に使ってもらえたかわからない
- 感想のフィードバックが得られない
- 使用している姿がイメージできない
といった課題を感じている企業様も多いのではないでしょうか。
サンプリングは商品体験のハードルを下げる有効な手法である一方、「受け取ったはいいけど、使用しなかった」「その後のアクションにつながらなかった」というケースも少なくありません。特にシニア層は新しい商品への慎重さもあり、単純接触だけでは行動変容が生まれにくいことが課題となっています。
今回は、それらの課題を解決する独自のサンプリングプロモーション「団体サンプリング」と実施事例についてご紹介します。
従来のサンプリングが失敗しやすい理由
せっかくサンプリングを実施しても、商品を使ってもらえないことは予想以上に多いのです。よくあるサンプリングは「商品を配布して終わり」というケースが多く、一方的な配布では十分な体験価値が伝わらず、消費行動までつながりにくいことがあります。
特にシニア層の場合は「使い方がわからない」「どのように役立つのかイメージできない」といった心理的ハードルが残りやすいため、「試してみよう」というきっかけをいかに提供するかが重要になります。
「それ知ってる!」「どんな商品?」―“体験共有型”サンプリングの強み

日本最大級の連絡網サービス「らくらく連絡網」を活用した団体サンプリングは、地域の団体や趣味サークル、友人グループといったリアルな接点を持つ団体を対象にグループ単位で商品を一括提供し、友人から友人へ手渡しで配布を行いシェアするという独自のサンプリング手法です。
- 友人から手渡しで配布されることによる興味醸成・信頼度の向上
- メンバーが集まるタイミングで同じ商品を試用するため、友人知人間における話題を喚起
- 使い方や実感ポイントをその場で話し合えるため、理解促進につながる
- 商品を受け取った人がSNSやブログに投稿することによる団体外への口コミ効果
など、個別配布では得られない効果を生むのが団体サンプリングの魅力です。
実際の実施後アンケートでは、7割以上の人が友達や家族に話したという回答結果も出ています。

付加価値を持った自由なカスタマイズ
受け取った方・実際に使用した方の生の声が聞けるのも団体サンプリングのメリットです。さらに、事前アンケートによる団体属性でのスクリーニングや、実施後アンケートによる態度変容の測定、任意での使用風景写真の回収、SNS投稿キャンペーンなど、通常のサンプリングでは難しいカスタマイズも可能で、様々なサンプリング需要に応えます。
団体サンプリング実施事例
Mizkan Holdings様 「おむすび山」
らくらく連絡網を通じて、会員全体に広くキャンペーン告知を行うと同時に、SNS投稿を促進させるための施策として、団体サンプリングプロモーションを実施。キャンペーンとの親和性の高い「ボランティア団体」や「ボランティア活動をしたことのある団体」を応募条件とした結果、キャンペーン参加に意欲的な団体を集める事に成功し、目標投稿数を達成する事が出来ました。
事後アンケートによるリアルな意見・感想の回収や、実際に試供品を利用している写真についても好評いただき、団体サンプリングの強みを実感いただける結果となりました。

グループサンプリング誘導用バナー
株式会社ネイチャーズウェイ様 「ドクターブロナーマジックソープバー」
SNS投稿キャンペーンへの参加者を集めるため、広くキャンペーン告知を実施。SNS投稿キャンペーンは、投稿のタグ数に応じてフェアトレードパートナーである主要原材料調達先の学校教育へ寄付が行われるものだったため、日頃から社会貢献への意識がある「ボランティア団体」や「ボランティア活動をしたことのある団体」を応募条件に設定。キャンペーンとの親和性が高いターゲットを絞り込んだことで、SNS投稿に協力的な団体を集める事に成功しました。
当選者からのアンケートでは、実際に商品を使った感想のほか、キャンペーンの意義の伝達が行えた様子、他者への紹介の伺えるコメントなどが多数あり、キャンペーンの理解促進だけではなく、製品の使用機会を作りたいというニーズも叶えるお取り組みとなりました。

(左)らくらく連絡網タイアップLPトップ画像 (右)LP内 ドクターブロナーの紹介
成功する団体サンプリングのポイント
団体サンプリングをより効果的に活用するには、次のポイントが重要です。
- 商材と親和性の高い団体へ配布する
例:スポーツ飲料:スポーツ系団体にセグメントして配布、クラフトキット・菜園キット:趣味系サークルにセグメントして配布 など
- 使用導線の明確化
商品送付時にリーフレットを同梱し、商品説明や使い方、使用タイミングなどを書いておくことで、受け取ってから使用までの流れと友人への説明がスムーズになります。
- データ収集
実際の使用感や周囲の反応等のユーザーボイスや使用風景写真など、多くのマーケティングデータを収集することが可能です。
まとめ

シニア層へのアプローチは、「ただ届ける」から「どう届けるか」への視点転換が重要です。
団体サンプリングは、試用体験とリアルな口コミを同時に生み出す有効な手法であり、慎重な消費者であるシニア層にこそ適したプロモーション方法といえます。
シニア向けに商品認知を広げたい、体験してもらいたいとお考えの企業様は、お気軽にお問い合わせください。
団体サンプリングに関する資料は下記よりダウンロードいただけます。