【2024年度】シニアのインターネット利用状況とSNS利用率実態調査/シニア層のデジタル化が明らかに
2024.09.11
近年、シニア世代においてもスマートフォンやSNS が浸透しており、コミュニケーションツールとして活用している方も多くなっています。
今回、日本最大級のメーリングリストサービス「らくらく連絡網」を利用している60歳以上のユーザーを対象に、インターネットおよびSNS利用に関するアンケートを行いました。シニア層がどのようにデジタル機器を利用し、どのようなSNSを活用しているのか、アンケート結果をもとに解説します。
アンケート結果①インターネット・SNS利用について
インターネット機器の利用状況
利用しているインターネット機器は、スマートフォンが90.7%と圧倒的に高い利用率となりました。続いて、78.5%がパソコン、25.1%がタブレット、そして3.2%がガラケーを利用していると回答。シニア層においてもスマートフォンが主要なインターネット機器として広く受け入れられていることがわかります。
スマートフォンの普及率の高さは、シニア層が手軽にインターネットにアクセスできる環境を持っていることを示しています。また、パソコンの利用率も高く、シニア層が多様なデバイスを使いこなしていることが確認できます。一方で、タブレットやガラケーの利用は限定的であるため、シニアマーケティングを考える上では、スマートフォンとパソコン中心のアプローチは有効であると考えられます。
1日のインターネット利用時間
インターネット機器の利用時間は、1時間以上3時間未満が最も多く、約半数程度となりました。インターネットがシニアの日常生活に適度に浸透していることがわかります。また、3時間以上の長時間利用者も約33%と、インターネットを積極的に活用している層も多く、情報収集・コミュニケーション・エンターテインメントなど、多様な目的で利用されていることが考えられます。
1日のSNS利用時間
1時間未満の短時間利用と1時間以上3時間未満の中時間利用がどちらも4割近くとなりました。
短時間利用では友人・家族との短いコミュニケーションを、中時間利用では連絡行動に加え情報収集や趣味の共有、社会的つながりを保つ活動などに使われているのではないかと考えられます。一方で長時間SNSを利用する層は少数派となっており、シニア層の多くはSNSに対する依存度が低く、バランスの取れた使い方をしていることが伺えます。
利用しているSNS
利用しているSNSは、LINEが94.5%と圧倒的な利用率となりました。LINEがシニア層にとって使いやすく、必要不可欠なコミュニケーションツールであることがうかがえます。LINEはシンプルで直感的なインターフェースを持ち、スタンプや無料通話機能も豊富なため、シニア層が抵抗なく利用できる要素が揃っている点が魅力的な利用理由になっているのではないでしょうか。
次いで動画コンテンツが豊富なYouTube、写真や近況報告の共有ができるFacebookが続いています。YouTubeは動画コンテンツの豊富さと使いやすさから、料理、健康、趣味、ニュースなど、興味関心に合わせた動画を楽しめる点が支持されていると考えられます。Facebookは、昔からの友人や家族とつながるプラットフォームとして根強い人気があり、写真や近況報告の共有が行える利点があります。
一方でTikTokは13.7%と低めの利用率を示しており、若年層には人気が高いものの、シニア層にはまだ浸透しきれていないようです。
アンケート結果②広告への関心について
広告についての意識調査
広告を見る頻度の高い媒体はテレビ、新聞・チラシが上位となり、依然としてマス媒体・紙媒体が情報源として活用されていることがわかります。一方で、6割以上がSNS上で広告をクリックしたことがある点から、SNS広告は多くのシニア層に認知され、興味を喚起していることがうかがえます。
独自データを活用した広告メニューでアクティブシニアへアプローチ
アンケート結果から、シニア層が積極的にインターネットやSNSを利用していることが明らかになりました。シニアマーケティングを考える上で、スマートフォンやパソコンを通じて情報提供や広告を行うことが有効であると考えられます。また、シニア層が主に情報収集やコミュニケーションのためにインターネットを利用している点に注目し、適切なコンテンツを提供することが重要です。
イオレが提供する「らくらく連絡網」は、全国39万団体700万人(2022年9月30日時点)が登録する日本最大級のメーリングリストサービスです。詳細で明確な独自の属性データ(年齢、性別、居住地域、所属コミュニティ etc)をもとにした明確なデモグラフィックターゲティングが可能です。また、らくらく連絡網のデータベースを様々なプラットフォームに接続し、属性データをもとに外部ネットワークやSNSでリーチすることも可能です。
シニア層のデジタル利用の実態を理解し、ターゲットに合ったマーケティング戦略を展開することで、より効果的なコミュニケーションが可能となります。シニア層へのプロモーションをご検討の企業様はぜひお気軽にお問い合わせください。
また、本記事で紹介しきれなかった各SNS利用頻度等の調査結果については、以下ホワイトペーパーより詳細をご確認ください。